紫薇斗数とは

○　十二宮がある

命宮　
一番重要な宮です。ここさえ良ければ他の宮がどんなに悪くても恐れる必要はありません。
吉星があり、なおかつ輝き度が良いこと。宮そのもの力量もよければ申し分ありません。
生まれ持った素質や才能を表します。性格、容貌、身体的特徴、適職です。

兄弟宮　
自分の横の関係一般をみます。そのなかの代表として兄弟姉妹なので兄弟宮と名称がついています。
よこの関係ですから親友、同級生、同期で入った同僚や同じ役職の方との対人関係をみます。歳の差が大きすぎ親がわりになっている兄姉は父母宮でみます。

夫妻宮　
結婚運です。どんなパートナーを得るのかがわかります。

男女宮　
自分から愛をささげる一般です。子供、恋人などがどうなのかがわかります。

財はく宮　
実際に入ってくる金額の多寡は四柱推命によります。お金で苦労するかどうかです。貯金がたくさんあっても親が通帳・印鑑を管理して自分の自由にできない場合は凶星があったり吉星でも輝き度が低かったりします。
四柱推命で財運が悪く紫薇斗数のここが良いニートがいるかもしれません。

疾厄宮　
病気とトラブルに関する事項です。ここがいい人は健康オタクだったり、行動には念には念を入れます。ここが良くても白砂糖の採り過ぎや添加物で危険度が高い食材に無頓着でいれば糖尿病や癌にもなります。悪口をいえば勿論トラブルも相手の相性度合により発生します。

遷移宮　
ここがいい人は初対面で好印象を与えます。命宮よりいい場合は生まれ故郷より遠く離れた異郷の方が開運します。海外でご難に遭う日本人の報道が目立ちます。この宮が悪い人は会社での海外赴任命令など従わないといけない場合でないかぎり国内にいましょう。海外旅行の判断も含みます。

交友宮　
兄弟宮が横ならここは下の交友関係です。部下、後輩などの人間関係です。経営者なら従業員です。人財でお悩みの社長さまはここを見るといいでしょう。

官禄宮　
仕事運です。自営業がいいのかサラリーマンがいいのかここで判断します。

田宅宮　
不動産運と家庭運をみます。ここが悪いと先祖代々の広大な土地を相続する立場でもあることを契機に手放すことになります。ここが良くない人は海岸沿いを避けたり、崖付近の土地を避けるようにしましょう。

福徳宮　
人生の楽しみをみます。ここがいい人は趣味があってストレスがあまりたまりません。長寿な人も多い。

父母宮
自分より上の人間関係をみます。上司、先輩などで代表になる父母が名称についています。逆に親の立場で子供との関係がよくない場合はお子さんは担任の先生に恵まれないということです。将来、会社との上司とうまくやっていけるには子供の父母宮をよく観察し対処していきましょう。自分のだけでなく家族や周囲の人の命盤までわかっているとたいへん役に立ちます。紫薇斗数では相性占いに守護仏占いがあります。通常の相性判断に加えて活用しましょう。

○　14の主星

紫薇系主星
紫薇　天機　太陽　武曲　天同　廉貞

天府系主星
天府　太陰　貪狼　巨門　天相　天梁　七殺　破軍　

以上のほか副星、雑曜星、化曜星などがあります。

紫薇斗数と紫微斗数

字が違うだけで双方とも正しい表記です。薔薇の薇を使うのは透派です。以前に別の先生に診てもらったときと命盤が違います。ほとんど変わらない人もいます。副星に違いがあります。どちらの命盤も正しいです。
　たとえばホロスコープで自分の星座が「やぎ座」とします。これは誕生時点で太陽がやぎ座に入っていたということです。自分の性格を別の角度からみるため太陽でなく「月」が入っていた星座が「かに座」だとします。これをもとに性格を鑑定すると内面的な自分がよくわかってきます。ホロスコープの性格鑑定結果はどちらも正しいのです。
　このように一つの流派に固執することなくシビトスウを活用していきましょう。