天同星+化忌が命宮にある人の2027年
休日の朝、夫はいそいそと出かける支度をしていました。
「今日はどこへ行くの?」
妻が尋ねると、夫は少し得意そうに答えます。
「神社開運ツアー。運気のよい神社を何社か巡るんだ」
夫はもともと信仰心が篤く、神社や開運情報が大好きです。最近はSNSで知り合った仲間との交流も楽しく、休日になると家を空けることが多くなりました。
SNSには、参拝した神社の写真や御朱印、開運についての自分の考えを投稿します。反応があれば嬉しくなり、コメントへの返信にも熱が入ります。
ところが、妻の表情は曇ったままです。
家の中には、片づけてほしい物が残っています。家族で相談したいこともあります。それなのに夫はスマートフォンを見ながら、次に参拝する神社のことばかり考えています。
とうとう妻が言いました。
「神は自ら助くる者を助く、でしょう?」
夫は一瞬、言葉に詰まります。
「自分が変わらなければ、相手も変わらないのよ。お祈りばかりしていてもダメでしょう。神社へ行く前に、家のことも少しは手伝って!」
夫にしてみれば、家族の開運も願って参拝しているつもりです。しかし妻から見れば、家庭のことを放り出し、好きなことだけをしているように映っていたのです。
開運を求めて外へ出かけているのに、いちばん身近な家庭の運を下げていた――。
2027年、このようなすれ違いが起こらないよう注意したい命盤があります。
天同星+化忌は、外で楽しみを求めやすい
この命盤では、命宮に天同星と生年化忌があります。
天同星は福を楽しむ星で、穏やかで人当たりがよく、争いを好みません。一方で化忌が加わると、楽なほうへ流れたり、嫌なことを後回しにしたりする傾向が強くなることがあります。
外でエネルギーを使い果たし、家に帰れば何もしない。家庭の問題から目をそらし、自分の好きな世界へ逃げ込む。その対象がSNS、趣味、友人関係、あるいは神社巡りとして表れる場合もあります。
もちろん、SNSや神社参拝そのものが悪いわけではありません。
問題は、家族が不満を抱えていることに気づかず、自分だけが満足してしまうことです。
家族のために祈っているつもりでも、目の前にいる家族が「私の話を聞いてほしい」「少しは家のことをしてほしい」と願っているなら、まずその声を聞く必要があります。

2027年は巨門化忌――言葉が問題を大きくする
2027年は丁未年です。
丁からは巨門星に化忌が飛びます。この命盤の巨門星は、文昌星とともに遷移宮にあります。
遷移宮は外の世界、社会活動、対人関係、外出先などを表します。現代では、SNSも遷移宮の象意として読むことができます。
文昌星は文章や情報発信を表します。そこに巨門化忌が重なる2027年は、SNSへの投稿やコメント、言葉の行き違いに注意が必要です。
本人は正しいことを述べたつもりでも、書き方が強すぎれば批判と受け取られます。説明を重ねるほど言い訳に見え、さらに反論すれば炎上へ発展する可能性もあります。
家庭でも同じです。
妻からSNSの使い方や神社通いを注意されたとき、
「自分の趣味に口を出すな」
「家族のためにも祈っているんだ」
「君には信仰心がない」
などと言い返せば、問題の本質から遠ざかってしまいます。
すると妻から、
「あなたは言霊が悪いから批判されるのよ!」
と、たしなめられることになるかもしれません。
2027年は、何を言うかだけでなく、どのように伝えるかが重要です。
正論で相手を言い負かしても、夫婦関係がよくなるとは限りません。SNSでも家庭でも、投稿や発言の前に一呼吸置くことが大切です。
来因宮に化忌が入る年
さらに注目したいのは、巨門星と文昌星のある遷移宮が、この人の来因宮であることです。
2027年は、その来因宮に巨門化忌が入ります。
来因宮は、生年四化が生まれる場所であり、この世で向き合う重要な課題を示します。その宮に流年化忌が入る年は、避けて通れない問題が表面化しやすくなります。
この場合は、外での活動、SNSでの発信、人との交流、信仰や開運行動を通じて、自分自身の言葉と行動を見直すことになりそうです。
神社を巡っても、自分の考え方や日常の態度が変わらなければ、同じ問題が繰り返されます。
「神様にお願いしたから大丈夫」ではなく、「お願いしたのだから、自分も行動を変えよう」ここまでできて、初めて祈りが現実の開運につながるのではないでしょうか。
妻のお金の使い方が気になる
この来因宮は、本人にとっては遷移宮ですが、夫婦宮から数えると財帛宮に当たります。
そのため2027年は、妻のお金の使い方が気になりやすくなることも考えられます。
宅配便が届いたとき、夫が思わず言います。
「また何か買ったのか?」
「そんなものを買って、いくらしたんだ!」
「無駄遣いばかりするな!」
しかし、妻にも妻なりの理由があります。
家事を楽にするために必要な物かもしれません。家族の健康を考えて選んだ物かもしれません。自分へのささやかなご褒美かもしれません。
金銭感覚は、育った家庭や現在の役割によって違います。夫が不要だと思う物でも、妻にとっては生活を支える大切な物である可能性があります。
巨門化忌の年に「そんなもの」と罵れば、買った物の問題ではなく、
「私の価値観を否定された」
という心の傷になります。
問い詰める前に、
「これは何に使うの?」
「どうして必要だと思ったの?」
「家計とのバランスを一緒に考えよう」
と聞くことです。
お金の使い方を責めるのではなく、その背景にある妻の考えを理解しようとする姿勢が必要です。
財帛宮の天梁――正しさを押しつけない
この命盤の財帛宮には天梁星があります。
天梁星は、原則、保護、良識、社会性を重んじる星です。そのため本人は、お金についても「こう使うのが正しい」という考えを持ちやすいでしょう。
堅実に使う面がある一方、正義感が強くなりすぎると、自分の金銭感覚を相手にも押しつけてしまいます。
夫には立派な理由があっても、妻から見れば、
「自分は神社巡りや趣味に使うのに、私の買い物だけ批判するの?」
となりかねません。
また、天梁には思いがけない助けや幸運を期待する面もあります。しかし、宝くじを買えば必ず運が開けるわけではありません。
神社で金運を願い、その帰りに宝くじをたくさん買う――。
これも楽しみの範囲ならよいでしょう。けれども、生活費に影響するほど使ったり、「いつか当たるから」と現実的な努力を怠ったりしてはいけません。
宝くじも神社巡りも、ほどほどに。
開運は、日常生活から離れた場所だけにあるものではないのです。
2027年の開運は、家庭から始まる
2027年に大切なのは、SNSをやめることでも、神社へ行かないことでもありません。
SNSでは、投稿する前に読み返す。
反論したくなったら、すぐに返信しない。
休日の予定は、家族と相談してから決める。
神社へ行く前に、家の用事を一つ済ませる。
妻の買い物を批判する前に、理由を聞く。
宝くじや開運グッズには、使う金額の上限を決める。
こうした小さな行動の積み重ねが、巨門化忌の作用を和らげます。
妻の言葉は、耳の痛い批判に聞こえるかもしれません。しかし来因宮に化忌が入る年には、その言葉こそが自分を変えるための大切な知らせになることがあります。
「神は自ら助くる者を助く」
自らを助けるとは、特別な修行をすることだけではありません。
家族の話を聞く。
自分の言葉を改める。
使った物を片づける。
家庭の役割を一つ引き受ける。
相手の価値観を理解しようとする。
その一歩が、もっとも現実的な開運行動です。
遠くの神社へ福を探しに行く前に、まず目の前の家族を大切にする。
2027年、この人に求められる開運は、家庭の中から始まるのかもしれません。
風水出張日記
先週は地震で実家に避難している事業主の新規オープン店を福岡でする物件でした。被災したとはいえ風水活用していたので資金は十分にあり新規店舗は余裕でした。地震保険も支払いが早かったです。
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